はじめよう!子供と一緒にファミーリーキャンプ!
初めてキャンプをする、これからキャンプをはじめてみたいという方のために、初めてのキャンプを成功させるためのポイントをまとめました。
もちろん、ここで紹介することはあくまで参考です。
みんなが快適に過ごせるように周囲へ配慮しつつ自分の好きなように過ごす。それがキャンプです。
そう、キャンプは自由です。
この記事の内容
キャンプは体験の宝庫
子供の感性を育む然体験がいっぱいです。
キャンプは子供の感性を育む要素がたくさんあります。自然環境の中に身を置く体験の他にも、家族で協力したり役割を分担して行動したり、自分で考え判断し行動する場面がとても多くあり、大人が適切に関わることで子供の感性は大きく育ちます。
大人も圧倒的な非日常の中で、眠っていた自然に対する感性や野性を呼び覚ますきっかけになることでしょう。
キャンプに最適なシーズンは?
結果から言うとキャンプはオールシーズン愉しめます。
どの季節にも楽しいところと不便なところがあります。もちろん季節に応じた装備と経験が必要になりますが、最適なシーズンはキャンパーの好み次第だと思います。
各季節の特徴を書いてみました。愉しみ方のひとつとしてご覧ください。
※地域、場所、状況によって差があります。
春のキャンプ
多くのキャンプ場が営業を開始します。夏のような暑さがなく、虫の発生もこれからなので害虫の心配がありません。
夜はまだまだ冷え込む時期なので防寒対策が必要です。地域によっては冬同等の装備が必要な場合もあります。気候的な条件は秋季のキャンプと似ています。
夏のキャンプ
「キャンプといえば夏」という認識される方が多いと思います。
夏休みや盆休みなどのまとまった休日、昆虫や植物の豊富さ、川遊びや海水浴など、外遊びの需要が高くなる時期であるため当然と言えます。
また、寒さに対する装備が不要なので、基本的な道具で比較的快適に過ごすことができます。
その反面、熱中症や、虫さされ、キャンプ中の水難事故発生リスクの高さも夏のキャンプの特徴です。
秋のキャンプ
気温が下がり焚火が愉しくなる季節です。虫の活動も穏やかになり、数も減ってきます。
夜の冷え込みが強くなりはじめる時期なので、防寒対策を怠ってはいけません。
冬のキャンプ
一見過酷な時期のように思えますが、低気温や積雪時のキャンプに必要な装備がそろっていて、場所と天候を間違えなければ、かなり快適なキャンプシーズンです。
夏の暑さはなんともなりませんが、寒さは服装や石油ストーブや薪ストーブなどの暖房で体温やテント内の室温を調節できます。
防寒対策は必須で、シュラフは低気温対応のものを選ぶ必要があります。
当然、虫は一切いないため蚊に刺される心配もなく、食材はクーラーボックスがなくても保冷できます。
初めてのキャンプで、どんな道具からそろえるの?
キャンプに必要な道具はさまざまですが、最初からすべてをそろえる必要はありません。
最初からすべて揃えようとすると結構な金額になるはずです。
キャンプを初めて間もない頃、道具の買い揃え時期に結構聞くのが「必要と思って買ったのに全く使わなかった…」という言葉。
普段使っているものがあれば代用しつつ、実際に必要性を感じたものから揃えていくのがベターです。
はじめのうちは、カトラリー類や調理器具は普段の生活で使っているものでも十分です。
テント選びの基本
まずいちばん重要なのはサイズです。当然のことながら家族人数に応じたサイズを選ぶ必要があります。
カタログに記載してある人数は大人の最大収容人数ですので、実際に使用する人数+1人のサイズを選ぶと窮屈さを感じずに横になることができます。
大人3名が快適に寝るには4人用テントということになります。小さな子供は2名で大人1名と考えます。
最近は様々なタイプのテントがありますので初めてテントを買う方はかなり迷うことでしょう。
安価なものから高額のものまで幅広くありますが、価格にはそれ相応の理由があります。
高価なハイスペックテントは必ずしも必要ではありませんが、低品質の安すぎるテントも考えものです。
初めてでテント選びに迷っているなら一般的なドーム型のテントがおすすめです。
ファミリー向けのサイズが豊富で構造が単純なので設営がしやすく、価格面でも選択の幅が広いです。
テントやタープはキャンプ場からレンタルできる場合もありますので、購入する前にレンタルして使用感を確かめるというのも賢い選択だと思います。
テーブル・イスの選び方
キャンプで使うテーブルを選ぶ際は、イスの座面高さとのバランスが重要です。
これが合っていないと食事の際に不便さを感じる場面が増えます。
目指すキャンプスタイルや好みでロータイプかハイタイプかで統一させると良いでしょう。
キャンプの照明は?
ランタン等の明かりは、照明としてだけでなくキャンプの夜を素敵に演出してくれます。
バッテリ式、ガスカートリッジ式、ガソリン式など様々なものがりますが、初めてならバッテリー式かガスカートリッジ式がおすすめです。
また、個人用の明かりとしてヘッドランプがあるととても便利です。
夜にテント内で物を探したいときや、トイレに行くとき足元を照らすのに大活躍します。
シュラフ(寝袋)は必ずいるの?
真夏のキャンプ場で低地であり夜の気温が約25℃以上程度の環境ならタオルケットや毛布などで十分代用できますが、それ以下気温の場合は必要になってくると考えておきましょう。
特に林間のキャンプ場などは市街地よりも標高が高い場合が多く、日中は熱くても夜は想像している以上に冷え込むため、外気温に見合った性能のシュラフを選ぶ必要があります。
大きく分けてシュラフには化繊とダウンの2種類があります。
ダウンシュラフ…羽毛布団同様に羽毛を使ったシュラフです。暖かさと収納時のコンパクトさが魅力ですが化繊シュラフに比べ価格が高いです。
シュラフ選びの目安ですが、シュラフの使用下限気温+プラス10℃程度の外気温が快適に寝られる目安です。
例えば、実際の外気温が15℃程度の場合は、使用下限気温が5℃程度のシュラフを選びます。
快適に使用できる気温も記載されている場合はそちらも参考にしましょう。
尚、外気温が10℃を下回る、もしくは氷点下になってくるとシュラフ選びはかなり重要になってきます。シュラフだけでなく寝るときの服装やシュラフカバー、ホッカイロの使用など寒さに対する工夫が必要になってきます。
キャンプ場の選び方
大人も子供も初めてのキャンプの場合は多少料金が割高でも、管理人が常駐し設備も豊富なオートキャンプ場を利用したほうが様々な負担が軽減され快適なキャンプを楽しめます。
初めてのテント泊で降雨などの悪天候に不安を感じるならキャビンやコテージなどを利用するのも選択肢のひとつ。ご家族の嗜好やお子さんの年齢なども考慮し無理をさせないことが、初めてのキャンプを楽しい思い出にする秘訣です。また、怪我や急病など何かあったときにどのような対処が可能かは事前に必ず確認しておきましょう。
注意点の例
- キャンプ場が自宅から遠すぎないか
- キャンプ場周囲の自然環境(森、河川、湖畔、海)
- 当日の天候(降雨や台風の接近等)
- キャンプ場の近くに医療機関があるか
- 携帯電話は使えるか
- 夜間の車の出入りは可能か
小さなお子さんがいる場合の持ち物
1泊の旅行で必要なものはキャンプでも同じく必要です。保険証は忘れずに持っていきましょう。
子供の就寝時に使ってるもの、絵本、ぬいぐるみ、枕などがあると入眠させやすくなります。
衣類については、屋外なので想像以上に汚れるうえ水場があると大抵ずぶ濡れになって帰ってきます。
着替え・おむつの予備は多めに持っていきましょう。替えの靴も持っていくと安心です。
キャンプ場での過ごし方
過ごし方といっても基本的にキャンプは自由です。過ごし方に決まりはありません。
仮に一般的なオートキャンプ場に1泊2日でキャンプした際の全体の流れを掴む程度でご覧ください。
到着・チェックイン
オートキャンプ場の場合は、午後からのチェックイン可能の場合が多いです。
チェックイン時に注意事項や施設の使い方の説明を受けます。
設営〜日中
キャンプサイトの設営もキャンプの醍醐味の一つです。家族で協力して自分たちの居場所を作ります。
設営後は好きなことをして過ごします。何をしてもよし。キャンプは自由です。
お子さんに危険な場所や、大人の目の届かないところに行かないなど、しっかりと伝えておきましょう。
夕食
照明器具を十分に持っていない場合、夜の暗さに想像以上の不便さを感じるとおもいます。夕食と後片付けは日没前に早めに済ませると負担が小さくなり、夜の時間もゆっくり使えます。
就寝
翌日は早朝から食事の準備や撤収作業、自宅までの運転等、体を使った作業が続きます。体力に余裕をもたせておく必要があるため、十分な睡眠時間を確保することが重要です。
起床・朝食
早起きは三文の得。コーヒーや周囲の散歩など、普段は感じることのできない自然の中の朝を存分に楽しみましょう。
ちなみに起きた瞬間から撤収作業は始まっています。寝具・洗顔用具・食器などは順次片付けて行くと最後の撤収作業が楽になります。
撤収
じつは設営よりも撤収のほうがより多くの時間がかかります。チェックアウトの時間を過ぎないように余裕を持って開始しましょう。
チェックアウト・帰宅
キャンプ場のチェックアウトが完了したらあとは安全に帰宅するだけです。
帰宅後も道具の後片付けなど、やることが多いですが家族みんなで手分けして気分良くキャンプを終えましょう。
まとめ
きっと初めてのファミリーキャンプは、思うようにいかないことが多いかもしれません。
だけど、大人も子供も少しぐらい出来なくたって失敗したって良いんです。
初めてのことにチャレンジするのですから。
それがきっと、次のキャンプへと繋がっていきます。
楽しいと思うこと、やってみたいと思うことを存分にやっていい場所。
それがキャンプです。
さあ、自由なキャンプを楽しもう!